On the Time of Value

年をとるにつれ、時間に対する感じ方、価値観が変化しつつあることを感じる。この移り変わりを振り返るために記録を残す。
記録日:2026年1月6日
2021年4月からゆっくりと、そしてはっきりと認識したことについて
2021年4月に父親が突然亡くなってから、人生の終わりを強く意識するようになった。
いつか終わりが来ること、それが突然訪れることもあること、残された家族はとても悲しく、寂しいことを身をもって知った。有限の時間であるからこそ、心と身体が元気であるとき、若いときの時間の価値を以前より感じるようになり、現在が最も価値が高いと考えるようになった。現在が最も若く、残された時間が最も多く、選択肢が多く、複利効果が最も期待できることをあらためて認識した。年をとればとるほど、期待できるものが失われていく感覚があり、何に時間を使うかがとても重要であると感じる。
人生の終わりを強く意識するようになったことと合わせて、時間の経過がとても悲しかったことを和らげてくれること、思い出が自分を励まして前向きな気持ちにしてくれることを強く感じた。妻、息子、自分のために思い出と記録を残したいと思う。
この変化以前の時間に対する認識と価値観について
学生時代と就職してからしばらくは、自身の可能性に対する期待が今より高かった記憶がある。学業、仕事に対する時間の使い方に対して今より寛容で、必要なら必要なだけ時間を使うという感覚だった。大学院時代は夜中まで研究室で作業したり、土日でも学業に関することに時間を使ったりしていた。仕事はその延長線上のような感覚で、残業もよくしたし、それについて前向きだった。当時は学業、仕事に時間を寛容に使うことは自身にとって重要で、将来的に価値を生み出す、先行投資的なものと考えていた記憶がある。このときに自分なりに精一杯頑張ったことは現在の基盤になっていると思う。年をとるにつれて、現実的になり、選択肢が減り、可能性がしぼんでいく感覚があり、当時持っていた仕事に対する期待は徐々に減っている。やっかいなのは、時間を大量に使っていたことがサンクコストのように、自身を仕事に縛り付けるような側面もあると感じてきており、この感じ方の変化をどう捉えて、自身を変えていけるかが重要であると感じている。
変化しつつある仕事に使う時間への感じ方
以前のように、必要なら必要なだけ仕事に時間を使うという感覚はなくなってきた。価値観が変わり、家族との時間、趣味の時間の重要性が大きく上がり、相対的に人生に占める仕事の価値が下がったと感じる。とはいえ、週5日は仕事に使っているため、その時間の投下量に見合った報酬(給与、労働環境、福利厚生、充実感、人間関係などを含めた総合的な価値)を最大限得たいと考えている。また、仕事を通じて精神的、身体的に消耗、疲弊することを避けたいと思っている。損を最小化し、得を最大化することにモチベーションを感じるようになりつつある。自分が置かれている状況を俯瞰し、心身のバランスを取りながら、取り組んでいこうと思う。
息子が大きくなるまでの家族にとって貴重な時間
2025年1月に生まれた息子が大きくなるまでの時間が、自分の人生にとって最も貴重な時間になると思う。妻と息子とできるだけ多くの時間を過ごし、多くの経験をするために努力しようと思う。仕事への取り組み方を工夫し、平日の夜の家族の時間、休日に家族の時間をつくるようにする。旅行やお出かけの計画をたてる時間を十分に確保する。